マップでわかる抗菌薬ポケットブック
によって 藤田浩二
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内容紹介 整理マップによって重要な細菌をわかりやすくまとめ，どのような抗菌薬を選ぶべきかを系統立ててすばやく理解できるポケットブック.細菌の覚え方や抗菌薬の種類・特徴，ガイドラインに沿った臓器別感染症治療などもその場で確認できるよう工夫.感染症領域に携わる医療従事者必携の一冊.
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抗菌薬の対象となる原因微生物をグラム染色陽性・陰性と球菌・桿菌という視点で分けてマップ化することで感染症を考える本です。内容は総論として感染症へのアプローチや抗菌薬それぞれの対象になる菌、マップを使った臓器別感染症という章立てになっています。感染症へのアプローチや抗菌薬それぞれの対象になる菌は岩田先生の抗菌薬の考え方、使い方Ver.3や矢野先生の絶対わかる抗菌薬はじめの一歩でも丁寧に解説されています。しかし、それらの本では各患者へどういう菌を想定して、何の抗菌薬を適用するかはその診療現場の文脈によるのでそれぞれ考えてみましょうという扱いになっていました。その考え方はもちろん素晴らしいと思うのですが、指導医にどの菌を想定する？と言われパッと答えられるようにしたいものです。この本のマップを使った臓器別感染症では、例えば「副鼻腔の感染症」ならばレンサ球菌、ブドウ球菌、モラキセラ...etcとマップに沿ってしっかりと網羅してあります。最終的には各患者さんの文脈に沿った抗菌薬を考えることになるのですが、その前のファーストステップを確認するのにおすすめです。
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