鉄道車輌ガイドvol.16 東急目蒲・池上線の旧型車 (NEKO MOOK)
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内容紹介特定の形式にスポットを当て、モデラーに役立つ実車資料と模型作品の両面からその形式に迫る人気シリーズの16作目は、鉄道模型界では今も人気が衰えることがない東急目蒲・池上線の旧型車です。山手線に接続する大手中の大手私鉄の路線ながら、平成初頭までバリバリの吊り掛け電車が活躍していた…。それが都会のローカル線とも呼ばれた東急目蒲・池上線です。いわゆる「3000系列」と呼ばれたこれらの電車はそれぞれ非常に長い歴史を持ち、誕生時からさかのぼって理解しようとすると困難を極めます。そこで本書は、思い切って1980年代という最後の約10年間に的を絞ってわかりやすさを追求。若い層を中心としたファンに、もっと広くこの車輌の魅力を 知っていただけるよう、1輌ごとの個体差についてはあまり突き詰めずに概要を把握することをめざした一冊です。主なコンテンツ・3000代旧型電車の最後を飾った7形式の基本・形式別に観る形態・デワ3040形&デヤ3000形・1980年代初頭に消えた形式ダイジェスト・GMキットで作る目蒲・池上線の3輌編成2本・金属工作によるNゲージ作例2本・モデル製品カタログ ほか
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東急旧型車の模型化資料として購入しました。表紙にもある通り旧型車の活躍末期がクローズアップされていますので、デハ3600形やデハ3700形など1980年代早々に東急線から姿を消した車両に関する情報は手薄です。またデハ3450形やデハ3500形などについても、末期まで残った車両中心＆走行写真がメインなので、屋根上配管・ベンチレータ配置・床下機器などの詳細についての資料性は低いです。（※ サハ・クハなどの付随車に関しては更に手薄です。）特に疑問を感じたのは、47ページにある床下機器を真横から写した写真です。選ばれた車両（デハ3499）はデハ3450形全50両の中でも特殊な機器配置の車両で、「その車」を再現するための資料にはなるのですが、汎用的なデハ3450形の資料にはなり得ません。この辺り、どこまで研究・配慮された資料なのかな？ と思いました。以上、難しいことを書き連ねましたが、一部に「お！」と思う写真などもあり、当時を懐かしみながら振り返る読み物としては楽しめると思います。
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