皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書) pdfダウンロード

皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書)

によって 大木 賢一

皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書) pdfダウンロード - 皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書)をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には301ページあります。 皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書)は宝島社 (2018/8/10)によって公開されています。 この本は2018/8/10に発行されます。 皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書)は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐ皇室番 黒革の手帖 (宝島社新書)をダウンロードできます。
内容紹介 元宮内庁記者が書き留めた「黒革の手帖」に基づいて、取材のかたわら描きためたスケッチとともに、天皇の仕事を解説する回想録です。 「宮内庁記者」という立ち位置から垣間見た天皇の仕事の舞台裏について、当時、活字にならなかった感慨を臨場感たっぷりに記します。 宮中祭祀から国事行為、園遊会、欧州訪問、国内の地方訪問まで、至近距離で取材した者ならではの秘蔵エピソードを公開、 「天皇というお仕事」の全貌に肉薄する試みです。 内容(「BOOK」データベースより) 日本国民にとって天皇とは何かという一大疑問に答えます。皇室記者だけが知り得た公務の舞台裏とはどういったものなのか。丹念に描かれた取材ノートの臨場感あふれるスケッチとともに、メディアではつまびらかにされていない宮中のしきたり、宮内記者会の役割、国賓のおもてなしなど、象徴としてのお仕事を紹介。皇室と国民のふれあいに接した記者の生々しい感慨を追体験することができます。皇室と行動をともにし、車列の向こう側に立ったことで、初めて見えてきた国民の姿とはどのようなものなのか。皇室記者独自の目線から、両陛下が国民に敬愛されている真実について解き明かします。 商品の説明をすべて表示する

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レビューの表題は、「すごい。私は『国民』を見てしまった。」(64頁)と述べる著者のインパクトのあるくだりに着想を得たもの。叙述の構成も――挿入されることが常ではない見事なスケッチも手伝って――読み手を建物や空間から人の往来へと、動静織り交ぜた場面から成る旅に引き連れて行く。タイトルと並んで、妙味に充ちている。この本は、「宮内記者」という特殊な立場だからこそ目にすることができるものを、この立場の特殊性をもたない人びとに見せる。ただし、次のような問いを自分に読み手に繰り返す視点において、ぬきんでた宮内記者の記録だと思う――日本の人びとが「おのずから」持つようになるという天皇・皇室に対する「敬愛の念」、それが「畏れ多さ」を基礎としているものであること、そのつくられ方(例えば国事行為)、その効果(例えば行幸啓・外国訪問)。著者なりの確固とした問題意識を携えて読むべきなのだろうと思う。〈権威〉であれ〈畏敬の念〉であれ、しかしよくよく考えると、私たちはそうしたものを生まれもっているわけではない。だから大木記者は、天皇・皇室の訪問のために街頭に出て歓迎する人びとの視線だけではなく、そうとは知らずに送る日常のなかでこの訪問に出くわした人びとの表情も取りこぼすことなく、この問題に向き合っている。そうやって輪郭を得た「一つの国民」を見て、冷静に考えればそんなものは具体的に見えたり感じたりできないはずなのに、冒頭のように「すごい」と感嘆した。だから、「見てしまった」と、まるで不慮の場面に遭遇したかのような心中が吐露されたのだろう。著者は私たちの陥りがちな誤解をただすかのように、宮内記者の「特殊な立場」とは、彼らが決して越えてはならない天皇・皇族との「距離」を伴っているものであることを繰り返す。そのことを考えると、著者の問題意識によってこそ、天皇・皇室とそれを取り囲む視線が交叉する風景の巧みな描写が可能になったと思わずにはいられない。筆致はどこまでも読み手に優しい。押し付けもない。しかし国民が主権者となっているこの社会において、改元後の「これから」を考える私たち主権者の課題を思い起こさせる。天皇と元号との「新しさ」の中に置かれた私たちにとって、この本は、「これから」を考えるための具体的な素材をふんだんに提供する。もっともっと読まれてよいと思う。

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