みんなの家。建築家一年生の初仕事ダウンロード

みんなの家。建築家一年生の初仕事

によって 光嶋裕介

みんなの家。建築家一年生の初仕事ダウンロード - みんなの家。建築家一年生の初仕事をお探しですか? この本は著者が書いたものです。 この本には232ページページあります。 みんなの家。建築家一年生の初仕事はアルテスパブリッシング; 四六版 (2012/7/10)によって公開されています。 この本は2012/7/10に発行されます。 みんなの家。建築家一年生の初仕事は簡単な手順でオンラインで読むことができます。 しかし、それをコンピュータに保存したい場合は、今すぐみんなの家。建築家一年生の初仕事をダウンロードできます。
内容紹介茂木健一郎さん(脳科学者)推薦! 「家をめぐって深まる絆。心の底からわいてくる思い。木もれ日を浴びて、笑いたくなる」 内田 樹さん(思想家・武道家・「凱風館」館長)推薦! 「この本はほんとうにひさしぶりに『日本の青年』が書いた本である」 朝日新聞、日本経済新聞、東京新聞、週刊朝日、ブルータスなどで絶賛! 内田樹さんの道場兼自邸「凱風館」ができるまで! 独立したての若き建築家に初めての依頼が舞い込んできた。 施主は当代きっての論客、内田樹さん。 1階が合気道の道場兼寺子屋、2階が自宅の 武家屋敷のような家にしたいという! この難題に天然素材と匠のチームで挑んだ新人建築家の物語。 ◎「ほぼ日刊イトイ新聞」の好評連載、待望の書籍化! ◎漫画家の井上雄彦さんを凱風館に迎えて、 内田樹さん、著者とのスペシャル鼎談を収録。出版社からのコメント凱風館の施主である思想家・武道家の内田樹さんからいただいた推薦文、全文です。 青年の文章 文=内田樹 これは僕の道場兼自宅である凱風館という建物が建つまでの流れを光嶋裕介という若い建築家が記録したものである。 お読みになった方の多くは同じ印象を持たれたと思うけれど、彼は独特の文章を書く。癖のある文章とか、ひねった文章ということではない。こういうふうに書く人が絶えてひさしい「青年の文章」である。 青年というのは、少年と大人の中間的な様態である。少年らしい無垢さやみずみずしい好奇心をまだ失っていないけれど、すでにそれなりの社会的ポジションに達し、その発言を傾聴され、その構想を物質化できる機会を確保している。 僕の(勝手な)考えでは、「青年」というのは幕末から明治初年にかけてその「原型」がつくられ、近代日本を牽引し、知性的なあるいは芸術的なイノベーションを担い、いくつかの「戦い」で前線に立たされた後、1960年代末に消滅した。弊衣破帽で天下国家を論じ、詩を吟じ、琴を弾じ、スポーツに興じ、斗酒なお辞せずという「旧制高校生」の姿がその典型的なものである。そのような社会的機能を日本社会が必要としていたときに出現し、必要としなくなったときに姿を消した。 「青年」が姿を消して半世紀近くが閲した。 「青年」期がなくなったので、日本の男性は「洟垂れの子ども」時代が終わると、間を置かずに「脂ぎったおじさん」になった。だから、それから後の日本社会は「妙に勘定高い子ども」と「幼児的なオヤジ」ばかりで埋め尽くされるようになった。正直言って、かなり見苦しい風景だが、歴史的状況が「そういう社会構成」を求めたのだからしかたがないと諦めていた。 そしたら、21世紀に入ってしばらくすると、僕のまわりに「青年」たちがひとりまたひとりと登場してきた。少年のような初々しさを失っていないのに「仕事のできる」若者たちである。そんな「青年」をほんとうにひさしぶりに見た。彼らの登場なしではもう立ちゆかないところまで日本のシステムが劣化したという点では痛ましいことだが、もう絶滅したと思っていた「青年」に生きているうちにまた会えたということを僕自身は個人的にはうれしく思っている。 この本はほんとうにひさしぶりに「日本の青年」が書いた本である。 イノセントな好奇心と冒険心に駆動された「彼のアイディア」を実現するために、建築家はうるさがたの職人やビジネスマンの懐に入り込み、タフな交渉をし、思いがけない妥協案を提示する。その力業のひとつひとつを通じて、彼は確実に成熟への階梯をのぼり、社会的な実力をつけ、世界を語る新しい語彙を獲得してゆく。 たいしたものだと思う。 この本は一軒の家が建つまでのドキュメントとして読んでもたいへん面白いし、専門的にも価値豊かなものだと思うけれど、僕としてはそれ以上に半世紀近くの不在の後、「救国」のために「青年」たちが出現してきたことの喜ばしい徴候として記憶にとどまることを願うのである。内容(「BOOK」データベースより)施主の希望は「合気道の道場と能舞台のある武家屋敷みたいな家」。独立したての新人建築家が挑んだ内田樹邸「凱風館」竣工までの物語。著者について光嶋裕介(こうしまゆうすけ) 1979年、米ニュージャージー州に生まれ、トロント、マンチェスターで少年期を過ごす。 早稲田大学理工学部建築科で石山修武に師事。大学院修了後、独ベルリンの建築事務所ザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツに4年間勤務。 2008年に帰国し、光嶋裕介建築設計事務所を主宰。桑沢デザイン研究所非常勤講師、2012年より首都大学東京助教。 凱風館の設計によりSD REVIEW 2011に入選。 ドローイング集『幻想都市風景』(羽鳥書店)を2012年に上梓。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)光嶋/裕介 1979年、米ニュージャージー州に生まれ、トロント、マンチェスターで少年期を過ごす。早稲田大学理工学部建築科で石山修武に師事。大学院修了後、独ベルリンの建築事務所ザウアブルッフ・ハットン・アーキテクツに4年間勤務。2008年に帰国し、光嶋裕介建築設計事務所を主宰。桑沢デザイン研究所非常勤講師、2012年より首都大学東京助教。凱風館の設計によりSD REVIEW 2012に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

みんなの家。建築家一年生の初仕事を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
本を読み終わる達成感よりも、読み終わってしまう寂しさを感じる一冊でした。ほぼ日HPで一度は読んだはずなのに、一冊の本としての「みんなの家。」は何か別の意味を持った内容のように感じられました。PC上では、切り取られたパズルの断片を見ている印象だったのが今回は積み木を積み上げて完成させていくような、本に登場した人達と一緒に家をつくっていくような、そんな感覚でした。PC上で読んでいただけでは感じ得ない、「3次元としての言葉」を感じます。『強い思いは出来上がった空間にも必ず宿ります。』本中の言葉の通り、「みんなの家。」という一冊の本には、編集者である鈴木さんの思いも含めた「みんなの思い」を強く感じます。私は著者の光嶋さんよりだいぶ年上ですが、彼の行動力や想いの強さに本を読んでいて、何度も勇気付けられました。だから、ひとりでも多くの人(特に若い人やモノ創りに携わっている人)に読んで欲しいと強く思います。この本との出会いで人生が変わる人がきっといる!そう思わせてくれる本です。そしていつか「凱風館」の空間に、自分の身をおいて『みんなの思い』を感じたい!

0コメント

  • 1000 / 1000