日本の歴史 奈良の都: 奈良時代 (小学館 版学習まんが―少年少女日本の歴史)
によって 児玉 幸多
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内容紹介 「日本の歴史」学習まんがの決定版! 第3巻 奈良の都(奈良時代) この巻では、都が奈良にできた(平城京)奈良時代を中心に描きます。聖武天皇はなぜ大仏を建立しようとしたのか。日本に仏教を広めるために海を渡ってきた鑑真とはどんな人だったのか。そのころの貴族や庶民はどのようなくらしをしていたのか。ほか、当時の政治、仏教、生活などを、緻密な時代考証を元に再現しています。また、奈良時代の文化(天平文化)や万葉集などのなりたちについても、図版や写真を駆使して解説しています。 【編集担当からのおすすめ情報】 35年以上にわたるベストセラーです。2018年現在、累計発行数は2000万部。あの「ビリギャル」もこのシリーズで日本史を学びました。全24巻をセットで読んでも、興味のある巻だけ読んでもしっかり楽しく学べます。 出版社からのコメント 第3巻-奈良の都(奈良時代) 奈良の都・平城京を中心に、政治、仏教、生活などを聖武天皇や鏡真の活躍をまじえ再現。 内容（「MARC」データベースより） 平城京に都がおかれた奈良時代をわかりやすく解説。大仏建立や遣唐使など、仏教の繁栄と国際性豊かな文化を詳解。また華やかさの裏の、農民の貧しい生活や貴族の対立にもふれ、さまざまな角度から奈良時代を描く。
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本書、日本の歴史第三巻「奈良の都」を読んで奈良時代のイメージが少し近しいものになった氣がしてゐます。平城京、東大寺、大仏といったフレーズで今まで何となく知ってゐる氣になってゐました。今回、読んで分かって来た事は、平城京といふ当時の日本にあってはやや分不相応な政治都市を国家として必死に維持発展させようと様々に努力してゐる時代だった事です。遣唐使の派遣、平城京や仏教施設の建設、律令や歴史書の編纂等々、国家の鎮護と発展を意図してゐたとは言へ、少し無理をしてゐたやうに感じられて来ました。政治の担ひ手の争ひも結構激しいものがあったと感じました。藤原氏と他の勢力（皇族、橘氏、道鏡）が間歇的に政治抗争が起きるといふ政治制度の枠組みが未成熟であったのでありませう。また、その一方で秀れた仏教美術を自前でつくった素晴しさ、西方からの多数の文物が保存されてゐる事で当時は文化流入の中で活気ある文化が起きてゐた事を伝へてくれてゐると思ひました。本書が当時の時代の空気をよく伝へてくれてゐる事にとても感謝して居ります。
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